こんにちは。TONAMIです。
今回は、大アルカナの9、隠者のカードについて。
そもそも大アルカナや小アルカナのことがわからない方はこちらをご覧ください。
ご確認いただけましたでしょうか。
それでは参ります。
カードの絵柄
これがウェイト版の隠者の絵柄。
まずは絵柄を見て、どんな意味があるのか想像してみてください。
暗い背景、ランタンを持った老人が何か思い詰めているような表情。
足元は崖でしょうか。なんだかどんよりしていますよね。
あまり良い意味ではないのかな?と当時の私は思っていました。
みなさんは、どのようなことを想像しましたか?
この想像がタロットを読み解いていく第一歩です。
では、意味を解説していきます。
カードの意味
このカードが持つ大きな意味は
探求です。
外界とのつながりを遮断し自分の心に深く入り込む。
常識や固定概念を取っ払い、自分だけの正解を探る。
ここで絵柄を思い出そう。
暗闇を歩く老人は闇雲に歩いているわけじゃない。
ランタンを持って自分が進むべき道を着実に切り拓いている様子がわかります。
崖の上は道がなく、進む方向は自分次第。
自分と対話し、本当に進むべき道を探っていたんだ。
当時、このカードは大アルカナの中で一番解釈が難しかったです・・・
それもまた、自分と対話しながら自分の言葉に落とし込むことができたので、
まさに隠者のおかげでした。
では、正位置と逆位置での意味の違いについて書いていきます。
【正位置】カードの意味
- 自らの道を進む
- 目標に着実に向かう
- 緻密に計画を立てる
周りは関係ない、自分で決めたことをやっていく様子がわかりますね。
【逆位置】カードの意味
- 神経質になって周りを気にしてしまう
- 考えが浅い
- 認めたくない気持ちが強くなる
自分と対話することを投げ出したり、心に入り込みすぎて神経質になっていますね。
実際の鑑定ではどのような意味になるのか
隠者のカードが出た場合の、恋愛編と仕事編を見ていきましょう。
みなさんも予想してみてください。
簡単な一例を紹介します。
ご参考になれば幸いです。
恋愛編
正位置の場合。
- 穏やかな関係が築ける
- ちゃんと向き合っている
- 自分なりに関係を良くしようと努力する
落ち着いて恋愛を考えられているような感じですね。
逆位置の場合。
- 相手の悪いところが目に付く
- 自分の考えを押し付ける
- 関係がぎくしゃくする
機嫌や関係が下降気味だと、ついやってしまう方もいるのではないでしょうか。
仕事編
正位置の場合。
- 自分のやり方を見つける
- 精神的に強くなる
- 長期のビジョンが描ける
などなど、ある程度成長を遂げ、次のステップに進めそうな状況ですね。
逆位置の場合。
- ワンマンで仕事をしてしまう
- Win-Winではなく、自分たちの利益を優先してしまう
- リスクを取ることに臆病になり進まない
心に余裕がなくなっていますね。
自分と対話し、今の自分は何を求めているのかを感じることが大事。
その気持ちに素直に応えていくのか、無視して進んでしまうのかで
今後の結果は大きく変わってきそうですよね。
隠者は自分と向き合う大切さを教えてくれているんだと思います。
これまで精神を司るカードは何枚も出てきましたが、この隠者こそ精神性を象徴するカードなのではないかなと思います。
少年は大人になり成熟しました。
いろんな経験や成長をしてきたけれど、一番超えなければならないのは自分だということを理解しました。
ここで彼の人間性がひとつの完成を迎えたと言っても良いでしょう。
間もなく折り返し。
この物語はどのように完結するのでしょうか。
ではまた次回。
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