こんにちは。TONAMIです。
今回は、大アルカナの5、教皇のカードについて書きます。
そもそも大アルカナや小アルカナのことがわからない方はこちらをご覧ください。
ご確認いただけましたね?
それでは、本題に入ります。
カードの絵柄
これがウェイト版の教皇の絵柄。
まずは絵柄からどんな意味なのか想像してみましょう。
背景はグレー、教皇は赤い服を着て、頭には三重の冠、手には三重の十字架、
前にはふたりの人がひざまずいています。
※三重のアイテムは、父なる神、子なるキリストと精霊の一体化を表す三位一体の象徴のことです。
女教皇のカードもありましたが、構図は似ていますね。
あなたは、どんなことを想像しましたか?
絵柄を見て想像することが、タロットのスタートです。
それでは、カードの意味について解説していきます。
カードの意味
このカードが持つ大きな意味は
道徳です。
女教皇のカードが女性の精神性を表すのに対し、
教皇のカードは男性の精神性、父性を表します。
人としてのモラル・秩序を重んじ、正しい行動や判断をする。
これがこのカードの大きな軸になります。
教皇が持つ道徳観や精神性が大きな信頼を生み、
目の前にいるふたりの人物に許しや慈悲を与えている様子が描かれています。
国を動かす実務を行うのが皇帝、国の精神性を司るのが教皇という構図になります。
このカードはいろんな呼ばれ方があります。
教皇の他には、司祭、法王など。儀式を司る最高司祭のこと。
呼び方は好きなのでいいと思います。
モラルを重んじる教皇。私は少し堅いな~と思ったのが正直なところ。
こんな風になれたら悟りでも開けそう。なんてね。
みなさんはどんな印象を持つのでしょうか。
では、正位置と逆位置での意味の違いについて書いていきます。
【正位置】カードの意味
- 善良な行動をする
- 相手を許す
- 穏やかになる
まさに精神性を突き詰めた、人としての理想の姿を表しているかのよう。
次は逆位置の場合。
【逆位置】カードの意味
- 道徳に反する
- 形式にこだわりすぎる
- ルールを悪用する
秩序を逆手にとって自分本位な状態になっていますね。
これをもとに、実践編へ参りましょう。
実際の鑑定ではどのような意味になるのか
教皇のカードが出た場合の、恋愛編と仕事編を見ていきましょう。
是非、予想してみてください。
ほんの一例を紹介していきます。
ご参考になれば幸いです。
恋愛編
正位置の場合。
- お互いが尊敬しあえている
- 穏やかな関係が保てている
- 相手の精神的な支えになれている
逆位置の場合。
- 欲望に負ける
- 自分の意見を押し通そうとする
- 周りに言えない関係になっている
このようになります。
次は仕事編。
仕事編
正位置の場合。
- 同僚からの信頼を勝ち取っている
- どんな仕事も無難にこなす
- 実績を着実に積み上げている
逆位置の場合。
- 手段を選ばず仕事を進める
- 権利を乱用する
- チームワークを乱す行動をとる
ルールの中でうまく立ち回れている正位置に対し、
ルールを逸脱したり、モラルを無視した行動が目立つ逆位置。
逆位置が出たあなたは、今自分が置かれている状況を再確認してみましょう。
道徳や秩序を表すカード、教皇でした。
ほんの一部ですが、ご紹介させていただきました。
少年はまだまだ旅の序盤。
少年は世界には秩序があることを知った。
自分勝手に自分のしたいことだけをしていると
周りから白い目で見られたり、信頼されないんだと。
人に与えられてばかりではなく、与えることで
お互いが気持ちの良い世の中になっていく。
そうやってこの世界は成り立っていたのだと気づいた。
次はどのようなことが待ち構えているのか。楽しみですね。
それではまた次回。
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